第27回日本骨軟部放射線診断セミナーを終えて

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日本骨軟部放射線研究会 
当番世話人 神島 保(北海道大学)

 

神島先生平成28年8月5日(金)、6日(土)に札幌アスティ45 ACU研修室にて第27回日本骨軟部放射線診断セミナー「骨軟部画像診断リフレッシャーコース2016」が開催されました。参加者は129名、大盛況のうちにセミナーを終えることができました。
今年のセミナーでは例年から大きく変更がありました。すなわち、例年の講師数が10名程度であったのに対し、今回は17名の画像診断エキスパートの先生にご講演をお願い致しました。これは骨軟部放射線領域の拡大と内容の高度化に伴うもので、さらに多人数の講師によるISSやAMSのリフレッシャーコースを意識したものでもあります。
内容は大きく、総論的項目、上肢、下肢、脊椎に分けてプログラムを組みました。上肢、下肢、脊椎につきましては、北海道大学病院整形外科の岩崎倫政教授にお願いして臨床と研究でご活躍の3名の整形外科医(それぞれ、船越忠直先生、小野寺智洋先生、伊東 学先生)を講師にご推薦いただき、画像と手術をテーマに素晴らしいご講演をしていただきました。
私自身、北大整形外科上肢班のカンファランスに定期的に参加させていただいておりますが、画像情報が整形外科医を介して患者に還元されることが多いことを考慮すると、整形外科医の画像利用法を十分に把握しておく必要があると常々感じておりました。従って、このような機会が整形外科医と放射線科医との相互理解に繋がれば大変喜ばしいことと思います。
初日には、徳島大学の高尾正一郎先生から2014年度フェローシップ報告をいただきました。University of California, Irvineでの充実した日々の様子がよく分かるご発表でした。
大人気のフィルムリーディングは例年通り2日目午後に開催されました。藤本 肇先生の名司会のもと、フロアから正解者によるプレゼンを交えつつ、貴重な症例からじっくり勉強することができました。
初日の夜には懇親会が開催され、29名のご参加をいただきました。
このような充実の2日間を支えてくださった、共催の富士フィルムメディカル株式会社、バイエル薬品株式会社及び関係各位に心よりお礼申し上げます。

 

会  期:2016年8月5日(金)、6日(土)
会  場:ACU研修室
 札幌市中央区北4西5 アスティ45 16階

 

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