第30回骨軟部放射線診断セミナー終了報告

日本骨軟部放射線研究会 
当番世話人 常陸 真 (東北大学病院放射線診断科)

 

さる令和元年8月9-10日に、骨軟部放射線診断セミナーを仙台にて開催させていただきました。令和初で30回目という節目の開催を担当させていただき、光栄に思います。前日まで仙台七夕祭りが開催されており、またお盆前の3連休前と言う事もあり、交通に多少の混雑が見受けられましたが、全国から152名の参加者にお集まりいただきました。お蔭様で、盛況のうちに終えることができました。今回は特にテーマなどは決めず、講師の先生方に自由にご講演いただく事にしたため、基本的な事からかなり踏み込んだマニアックな話まで、幅の広く、内容の濃い講演となりました。また、特別講演では、東北大学整形外科教授 井樋栄二先生に、肩関節について我々が普段目にする事のない臨床的な側面から、大変わかりやすくご講演いただきました。

 

常陸 真 先生方

 

最後のフィルムリーディングでは成績優秀者に若手の先生が多く、新しい先生が増えつつある事に喜びを感じました。

 

フィルムリーディング

 

開催に際し、ご協力いただいた日本骨軟部放射線研究会事務局、バイエル薬品株式会社、富士フィルムメディカル株式会社の皆様、講演をお引き受けいただいた講師の先生方に心より御礼申し上げます。

 

フィルムリーディング
 最優秀賞
   市立福知山市民病院   徳田 文太(H26年卒)
 優秀賞
   東北大学病院      井上 麻美(H25年卒)
   がん研有明病院     丹内 啓允(H25年卒)

 

会  期:2019年8月9日(金)、10日(土)
会  場:TKPガーデンシティ仙台

     宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AER(アエル)30階

 

■プログラム掲載 2019年4月22日現在 …PDF

 

セミナー参加者の皆様へ

フィルムリーディングセッションの解説•解答を掲載します。

こちらから ←要IDとPW

 

↓症例提示のみ下記でご覧頂けます。

 

症例1. 30代男性  
1年ほど前から背部痛
4ヶ月前から右下肢の脱力としびれその後左下肢にも脱力、近医でMRを撮像され腫瘍性病変を指摘その後当院紹介


症例2. 40歳台男性  
特に誘因なく左股関節痛を自覚
痛みが増悪傾向のため、近医整形外科を受診
XP,MRIにて左大腿骨骨頭部に骨腫瘍を認め、精査目的に当院紹介


症例3. 50歳台女性  
5年ほど前から頚部の腫れを自覚していた。右海綿静脈洞髄膜腫精査のため、CTを行ったところ、偶発的に頚部に軟部腫瘤が指摘された


症例4. 60歳台女性  
3年前から左足第2趾の腫脹を自覚。様子みていたが、次第に増大。
同部の痛みを伴うようになったため、近医受診。
腫瘍性病変が疑われ、精査のため当院紹介となった。


症例5. 40代男性  
X-1年11月 腰痛出現
X-1年12月 前医受診 MR、骨シンチ異常あり
X年 1 月 当院紹介 統合失調症


症例6. 50歳台男性  
20代から頭~額に皮膚の肥厚、たるみが出現し、手が大きいと言われるようになった。

 


■お問い合わせ先
日本骨軟部放射線研究会事務局(長崎大学医学部放射線科 内)
〒852-8501 長崎市坂本1-7-1 長崎大学病院内12F医局
TEL: 095-819-7354 FAX: 095-819-7357

共催:日本骨軟部放射線研究会    
富士フイルムメディカル株式会社
バイエル薬品株式会社     

    

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